皮膚科
皮膚科

当院では小児からご年配の方まで幅広い皮膚疾患の診療を行っております。
かゆみ、湿疹、じんましん、にきび、水虫、いぼなどの日常的な皮膚トラブルや、毛髪や爪のお悩みにも対応しております。
皮膚の異常や気になる症状がある際は、何でもお気軽にご相談ください。
当院ではアトピー性皮膚炎、乾癬、結節性痒疹、円形脱毛症などに対しての紫外線治療(ダブリン7シリーズ、スーパーライザーUV)を行っております。
アトピー性皮膚炎とは、かゆみを伴う湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返す慢性の疾患です。
皮膚の外からの刺激を防ぐ「バリア機能」が低下し、外部からの刺激を受けやすくなることに加え、アレルギーや免疫のバランスの乱れが関与していると考えられています。ダニやハウスダスト、汗、乾燥、ストレスなどが誘因になることがあります。
乳幼児期に発症することが多いですが、成人になってから発症することもあります。
アレルギーが疑われる場合は、アレルギー検査を行うこともあります。
まずは皮膚の炎症を抑え、その後皮膚の状態を維持することが大事です。そのために適切な外用治療(塗り薬)、スキンケアを行うことが重要です。
外用治療としてはステロイド外用薬、タクロリムス軟膏、ジファミラスト軟膏、デルゴシチニブ軟膏など皮膚の炎症を抑える薬で治療を行います。
外用治療のみで症状が良くならない場合は、紫外線治療、シクロスポリン内服・JAK阻害薬(オルミエント®︎、リンヴォック®︎、サイバインコ®︎)内服といった飲み薬での治療、生物学的製剤(デュピクセント®︎、ミチーガ®︎、アドトラーザ®︎、イブグリース®︎)といった注射薬で治療を行うこともあります。
蕁麻疹は皮膚の一部が突然くっきりと赤く盛り上がり、虫刺されのような赤い斑点が24時間以内に出たり消えたりを繰り返すのが特徴です。
蕁麻疹の約80%程度は原因不明と言われています。明らかな誘因がない場合は検査を行う必要はあまりありません。
蕁麻疹の治療は、症状をしっかり抑え、日常生活に支障が出にくい状態を保つことが大事です。
最も基本となる治療は抗ヒスタミン薬内服といった飲み薬での治療です。抗ヒスタミン薬で効果がある患者さまが多いですが、通常の量で効果不十分の場合は2倍量に増量したり、2種類を併用したりします。
抗ヒスタミン薬だけでは十分に抑えられない慢性蕁麻疹では、ゾレア®︎やデュピクセント®︎といった注射薬による治療を行う場合もあります。
にきびは、毛穴の詰まりや皮脂の過剰な分泌、アクネ菌の増殖などが関与して起こる皮膚の病気です。顔、胸、背中など毛穴と皮脂腺が多い部位に起こりやすいです。思春期に多く見られますが、大人になってからもストレス、睡眠不足、ホルモンバランスの変化、不規則な生活習慣などをきっかけに発症することがあります。
初期には白にきびや黒にきびとして現れますが、炎症が起こると赤にきびや膿を持ったにきびへと進行します。炎症が長引くと、色素沈着やクレーター状のニキビ痕が残ることもあるため、早めの治療が大切です。
現在あるにきびを改善するだけではなく、新しいにきびをできにくくすることも重要です。
最も基本となる治療は外用治療(塗り薬)で、主にアダパレン、過酸化ベンゾイル、アダパレン/過酸化ベンゾイル配合薬、クリンダマイシン/過酸化ベンゾイル配合薬、外用抗菌薬で治療します。
アダパレンは、毛穴の詰まりを改善し、にきびのできにくい状態にする薬です。
過酸化ベンゾイルは、毛穴の詰まりを改善しつつ、アクネ菌に対しての殺菌効果もある薬です。
重症度に応じて抗菌薬内服(飲み薬)を使用することもあります。
ヘルペスは単純ヘルペスウイルス(HSV)による感染症で、主に口唇ヘルペスと性器ヘルペスがあります。一度感染するとウイルスは体内の神経に潜伏し、体調不良やストレス、疲労などをきっかけに再発することがあります。症状としてはピリピリ感や違和感が先に出て、その後に水ぶくれが生じることがあります。
抗ウイルス薬内服(飲み薬)による治療を行います。
再発を繰り返す方では、あらかじめ飲み薬を処方し、ピリピリ感や違和感が出てきた段階で、患者さま自身の判断ですぐに服用するPIT療法(Patient Initiated Therapy)という治療法もあります。
帯状疱疹は、子供の頃にかかった水ぼうそう(水痘)のウイルスが体内に潜伏し、加齢や疲労、ストレス、病気などで免疫力が低下した際に再活性化することで発症する病気です。
体の左右どちらか一方に、神経の分布に沿って赤い発疹や水ぶくれが帯状に現れるのが特徴です。
50歳以上で発症しやすくなりますが、若い方でも発症することがあります。
皮膚症状だけではなく、強い痛みを伴うことも多く、症状が治った後も痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」に移行することがあります。
症状出現時は早期に治療を行うことが重要です。
基本的には抗ウイルス薬内服(飲み薬)での治療となりますが、必要に応じて点滴治療を行うこともあります。
痛みに対しては鎮痛薬による治療を行います。
帯状疱疹ワクチンによる予防が期待できます。帯状疱疹の発症予防だけでなく、帯状疱疹後神経痛の予防にも役立ちます。
水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が皮膚や爪に入り込んで発症する病気です。白癬菌は高温多湿の環境を好み、足の指の間や足裏、爪などに感染しやすい特徴があり、足の指の間が白くふやける・足の皮がむける(足白癬)、爪が白く厚くなる(爪白癬)といった症状が出現します。
見た目だけでは正確な診断は難しいため、顕微鏡検査で診断をします。
足白癬の場合は塗り薬(抗真菌薬外用)による治療が基本です。
爪白癬の場合は飲み薬(抗真菌薬内服)による治療が基本ですが、肝機能障害などで内服治療が難しい場合は抗真菌薬外用で治療を行うこともあります。
適切な外用方法で十分な期間治療を行わないと再発することも多いため注意が必要です。
いぼ(尋常性疣贅)は、ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚に感染して生じ、手や指、足の裏などにできやすく、表面がザラザラして硬く盛り上がるのが特徴です。子供から大人まで幅広い年代にみられます。
自然に治ることもありますが、数が増えたり大きくなることがあるため、早めの治療が望ましいです。
乾癬は、境界明瞭な赤みのある発疹と白いフケのような鱗屑(りんせつ:皮膚の粉)が現れる慢性炎症性皮膚疾患です。刺激を受けやすい部位にできやすく、頭部、ひじ、ひざ、腰まわりなどに多くみられます。爪の変形や関節の痛みを生じることもあります。
原因は明らかになっていませんが、遺伝的要因のほか、ストレス、肥満、不規則な生活、感染症の影響などが考えられます。人にうつる病気ではありません。
外用治療(塗り薬)が基本でステロイド外用薬、活性型ビタミンD3外用薬で治療します。
外用治療で効果が不十分な場合は紫外線治療や、レチノイド・シクロスポリン・メトトレキサート・アプレミラスト内服といった飲み薬での治療も行う場合があります。
これらの治療で効果が不十分な場合や、関節症状を伴う場合は、生物学的製剤といった注射薬による治療を行う場合もあります。
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